昨日の続きは、私の前菜から。

真鱈の白子のムニエルトマトソース。
ものすごいボリューム。
主菜でもおかしくありません。


是非とも見ていただきたい、どアップ。
これはですね、上のオニオンとソースとトマト・・・全部を乗っけて食べて下さい!
白子の表面がカリカリで中は熱々でトローンとクリーミー、それにトマトの酸味とオニオンの香ばしい風味と食感、バジルの鼻に抜ける香り・・・。
気づけば自然に、フフフフフ・・・と笑いが。
思わず歌い出しちゃうくらい美味しいのです。
そんな私の様子を見ていたm子が、「私も一口欲しい!」と。
今まではあげようとしても、拒否っていたくせに・・・と思いつつも、どうぞ、と。
「何これホワイトソース!?」
と驚愕。
そうだよ!そんぐらい美味しいのよ!


コース半ばに登場する『海老フライ』。
今までで一番美味しいかも!
プリプリさ加減と甘みが半端ないです。
そしてレモンの色が青く、香りはグレープフルーツのようにフルーティー。
味も酸味よりも爽やかさが全面に。
聞くと国産のどこかのに変えたのだそう。
レモン一つで、ここまで味が変わるとは、ビックリしました。


娘が追加注文した『ビーフカレー(ハーフ)』600円。
ハーフといえども、0.7人前くらいあります。
ものすごい凝縮された玉ねぎが、とてつもなく甘いのに、スパイシー。
舌に刷り込まれるような、後を引く味わいです。
ていうか、カニクリームコロッケ(&パン)を食べた後に、これを流しこむように食べる娘の姿に、私は慄きました。
そして、お待ちかねのメイン。


姉注文の『自家製ソーセージ・ベーコンと豚足のパネの盛合せ』。
ちなみに中央の『パネ』は赤ちゃんのコブシ・・・つまり三重サイズの唐揚げくらいの大きさ。
これってシェアするサイズではないの?っていうくらい、ボリューミーです。
ベーコンは燻製の香りよりも脂の香りが立っている感じで、肉の味がダイレクトに伝わってきます。
ソーセージは・・・これは、実際に食べていただきたいです。
ウィーンの街角で売られていたソーセージを彷彿とさせる味。
野趣あふれる・・・と言っても良いくらいで、今まで食べた中で、一番美味しいかも。


しつこいけれどアップ。
この美味しさと巨大さの臨場感を、みなさんにお伝えしたいのですよ!
『豚足のパネ』はパン粉部分はカリカリで、皮のゼラチン部分と中のコラーゲンが、もっちりとろけます!
お肌がツルッツルになりそうな一品です。
と、ここで異変が。
姉、まさかの初リタイヤ!
やはり『牡蠣フライ』が余分だったようです。


一方、M子注文の『エゾ鹿の黒コショー焼 ポワブラードソース』。
これは、年末最後の大ヒット!
エゾ鹿は初体験だったのですが、普通に食べている『鹿』とは、まったく違います。
もっと肉の味が濃く、肉の繊維がしっかりしていて・・・味のイメージは「和牛が野生化した牛」。


そんな肉の、どアップ!
火は通っていながら真っ赤なの肉の断面、そこから溢れ出す肉汁の滝。
ソースは胡椒が効いていながら甘さのアクセントがあり、野性味ある肉の味と良く合います。
こちらも気がつくと、目を閉じ、口の中の肉天国を逃がさないよう味わい尽くし。
これは、冬にお邪魔する際は、必食です!


デザート前のお口直し。
リキュールをかけたイチゴに、砂糖をまぶしたもの。
口の中がさっぱりし、いざ、デザートばっちこーい!な状態へ。


m子注文『クレームブリュレ』。
舌触りがどこまでもなめらかで、バニラビーンズが効いていて、濃厚。
ガッツリしたものを食べた後口を、ガッチリ受け止める甘さ。
甘いのが苦手なはずのM子ですが、ここは別です。
まるでフランスのガストロノミーになったかのように、最後までガッチリ行きます。
そんなM子とゆかり姉が注文したのは、

『タルトタタン』。
これは売り切れ必至なので、入店と同時に注文。
最後の2つちゃんでした、良かった~~~。
それにしても見てくださいよ、この美しさ!
本当に薄くスライスされたリンゴが層となって・・・。
そして、ここのタルトタタンは大人の味。
甘さが香ばしく苦みばしっています。
添えられたバニラアイスが、クリーミーながらあっさりしているので、味のコントラストが両方とも生かされている感じ。
お腹パンパンながらも、最後まで美味しくいただきました。
ここ『七條』で、ガッツリなフレンチをいただくと、ようやく一年の終わりを感じることができます。
来年もまた、来られますように。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
レストラン七條
住所 東京都千代田区一ツ橋2-3-1 小学館ビル B1F
TEL 03-3230-4875
営業時間 [月~金]11:30~14:00(L.O)
             18:00~20:00(L.O)
[土]   11:30~14:00(L.O)
定休日 日曜・祝日