2回目です。
白山に「布引温泉」という飲料用の温泉がございます。
たまにペットボトルを持って訪れるのですが、いつも人がいっぱいで持ち帰られた例がありません。

その斜め前にあるお蕎麦屋さん「空木」です。
6月に「江戸っ子の私はやはり蕎麦が食べたい」病に罹りました。
その時の主な症状は「カラリと揚がった天婦羅&せいろ」症候群でした。
しかし、蕎麦はともかく、なかなかカラリと揚がった天婦羅に出会えず、行き着いたのがこのお店。
ようやく「カラリと揚がった天婦羅&せいろ」症候群が治癒したのでした。
長い前振りでしたが、要は「美味しかった」ということです。


夫注文の「鶏なんばん」800円です。
鶏の脂が出汁と混ざり合い、深い味わいに。
その汁が力強い蕎麦に合って、体がほかほかと温まります。


M子注文の「鴨なんばん」900円です。
なぜ写真がぶれているかというと、怒りです。
この鴨、よくお歳暮でいただく、真空パックの燻製鴨の味がします。
百歩譲って、真空パックではないにせよ、生の鴨ではありません。
出汁の味を濃厚にするはずの脂がまったく出ておらず、燻製臭が邪魔をしています。
蕎麦は美味しいのに・・・。
生の鴨肉が手に入らないなら、メニューに載せないで下さい。
久々に、俯いたまま黙々といただきました。
ご馳走様でした。
前回は大満足でしたので、そちらをどうぞ→2007.06.10