えーっと、先週の金曜日の出来事。

『麺や 青雲志』
まさやん夫妻と待ち合わせて、Wデートですよ!
彼らも、私以上の青雲志フリークなので、ヒャッホウ!なデートスポットでございます。
「何を食べたらええのかわからん・・・」と悩む夫に勧めたのは、


『炙り煮干正油らぁ麺』。
デフォを食べ尽くした上で濃い味好みならば、個人的にコレがオススメです。
濃い系だと『つけ麺』ももちろんオススメなのですが、夫はこの日二日酔い気味で、だからこそ旨味成分のたっぷり入った「スープ」が飲みたいのだと。
ツボにハマったらしく、「これは美味いな~・・・」と感動していました。
当たり前じゃ!
ちなみにまさやん夫妻は、牡蠣塩とプレミア牡蠣正油だったような。


私はこの日は絶対『つけ麺』!
何があっても『つけ麺』!


麺アップ。
この日は寒かったのですがその前日は異常に暖かかったり・・・麺の調整が難しいとヒットさん。
しかしこの日の麺は、小麦の味が強く、うどんとパスタの中間のような強い「コシ」に、表面がツルツルで喉越しが良いながら、ねじれがかかって汁を絡ませていて・・・一口すすって、
「おおお!」
とビックリするくらいでした。
注文したのは、コレを絶対食べようと、ヒットさん(ご店主)に前もってあるかどうかを確認しておいた一品。


『黒マー油亥つけ麺』です!
つまりイノシシをベースに創り上げた汁を使ったつけ麺。
前回試作品をいただいて以来、焦がれていたのです。
期待通り・・・いや、期待以上の完成度。
荒削りながら、潜在的なポテンシャルの高さを感じていて。
これは一皮むけたら、忘れられない味になるのでは、と。


一皮むけていました。
マー油のエグ味が消え、でもちゃんとマー油のコクと風味はちゃんと活きていて。
お正月の『ジビエつけ麺』がマイルドだったのに比べると、こちらはケモノの香りと味がガツンとします。
でも、いわゆる「ケモノ臭さ」は完全に消されていて、残っているのは純粋な良い部分の香りだけ。
そして滋味深い味は、そのまま残っているのです。
例えて言うなら・・・方向はぜんぜん違うのですが、「エゾ鹿をフレンチ仕立にしたら絶品でした」的な感じ?
あああ、うまく表現できなくてごめんなさい。
とにかく、クセのあるジビエ好きな人には、とんでもなく美味しいと思われます。
また、具にも凝っていましてね。
粗みじんの玉ねぎがシャキシャキでインパクト大。
ともするときつく感じるイノシシの脂を、うまい具合にさっぱりとさせ舌も変え。
チャーシューは豚なので、イノシシのつけ汁との相性は最高。
旨味が倍増する感じでした。
さらにイノシシの肉もほぐされた状態で汁の中に沈んでいて・・・これが繊維がホロホロに崩れ、本当に美味しかった!
食べている途中途中で、ヒットさんが、
「きつかったらスイマセン」
と言っていましたが、無問題!
私はジビエとか獣肉が大好きなんですよ!
なので、ここまで野趣あふれるジビエの味わいを全面に出しつつ、野卑な香りが全くしないのは、奇跡のように感じました。
今までここで、幾多の限定つけ麺をいただきましたが、個人的にはこれが最強だと思いました。
あああ。
もう一度食べたい・・・。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#][#IMAGE|S58#]
麺や 青雲志
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住所 松阪市嬉野権現町神北405-14
TEL 非公開
営業時間 11:00~14:30
定休日 月・火曜日