川崎実家編のひとつ。
ここはかなり気に入ったので、もうちょっとネタを熟成させたかったのですが。
「早くブログに載せて欲しい!」という父のたっての願いを受けて、紹介します。

武蔵小杉駅近くにある、岩手の郷土料理店『でくのぼう』。
いきなり『めかぶ』ですいません。
父と二人でお腹が空いていたので、外観撮り忘れました。
そうです。
夫と娘は先に三重に帰り、姉は出張中…なので父と二人で来たのです。
父と二人で飲みに行くなんて、そう滅多にありません。


生マグロと三陸産ウニと・・・右下の魚が初めて見る魚。
名前も聞いたのですが失念。
どことなく川魚っぽい食感と香りでした。
マグロは一切に、赤身から中トロまで入っていて、旨味が濃いい!
そしてウニ絶品!
ミョウバン臭さがまったくなくて、甘いです。
ウニの味が濃くて甘いので、正直、お醤油がいらないくらい。


絶対美味しいだろうと踏んで注文した、『あじフライ』。
最初の一杯のビールの間に、是非ともいただきたかった一品です。
さばきたてを揚げるので、新鮮そのもの!
プリップリのムチムチでアジアジです。
ソースではなく醤油をかけるのが、父と私の好み。
ビールがなくなったので、父がボトルキープしている『魔王』へシフトしますた。


『新物!たけのこステーキ』。
軽く小麦粉がまぶしてあり、バター醤油風味。
フレッシュな筍を使った証のかすかなエグ味。
これが、新物筍の醍醐味です!


たらの芽の天麩羅。
こっち(三重)で採れる、野性味の激しいたらの芽に比べると、穏やかではんなりとした味わい。


カンパチのカブト焼き。
脂がノリノリで、身がしっとり。
目玉の回りのコラーゲンがたまりませんでした。


『酔仙』の『春いちしぼり 純米生原酒』。
『酔仙』は、岩手県の造り酒屋さんで、昨年の東日本大震災で被害に遭われました。
けれど幸い杜氏さんたちは全員無事。
復興の願いも込めて、大震災後岩手のお米を100%使い、初めて仕込んだのがこのお酒だったそうです。
やや甘口ながらベッタリせず、後口がすっきりしていて飲みやすいです。


というわけで、日本酒に合わせて注文した、シメ鯖とアオリイカ。
〆加減70%くらい?
けっこう〆が進んでいながら、生の風味も若干残っている状態。
生とは違う旨味が醸されており、日本酒といっしょにいただくと風味倍増です。


締めの『親父の焼き飯 』。
これには、『小山田金次郎直伝の逸品!』とのキャッチが。
どんな岩手の偉人さんかと思いきや、「小山田金次郎」とは、ご店主のお父様だそう。
で、この焼き飯が妙に美味しい。
味付けはお醤油だけらしいのですが、飲んだ後に合うような味となっています。
呑助さんは、是非、最後に注文していただきたいです。
ご店主さんが寡黙ながらしっかり話を聞いていて、絶妙のタイミングでいい話をしてくれるのが、自分的にツボりました。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
郷土料理 でくのぼう
住所 神奈川県川崎市中原区小杉町3-445
TEL 044-733-4880
営業時間  月〜金 17:00〜23:30 (L.O.23:00)
        土・祝日 17:00〜22:30 (L.O.22:00)
定休日 不定休
      ※但し、連休の場合は、連休最終日となります。