17日、日曜日。
叔母は「父の日だからステーキを食べに行く」と告げて帰宅。
一方の私たちは。

こちらも父の日なので、祐天寺の焼肉店『東京苑』へ。
ゆかり姉とM子と弟kenの3人で、父をもてなそうというわけです。
ここはなかなか予約が取れないそうですが、何故か一回でTELが繋がりまして。
何故か日曜日の19時という、素敵な時間に予約できました。
焼肉の神様が憑いていたのかもしれません。
超人気店のため2時間制限なので、人数の関係ですっぽり1テーブルだけ空いていたのかも。
姉の顔にモザイクをかけたのは、東京だから。
万が一、同僚にでも見られたら気の毒だと思い・・・武士の情けです。


店内に足を踏み入れると、いきなりコレ。
こっそり撮ろうとしたら、現地集合で待ち合わせていた弟に驚かされ、ブレブレ。
「お客さん、困りますねぇ」とか言って、後ろから腕を掴まれたら、誰だってビックリするよ!
なので、左の方は、文脈で読み取って下さい。
要するに、
「ウチはどこどこ産の肉って決めてないよ!その日市場に来た、一番いい肉を買うよ!」
という事だと思います。
ほんでもって、注文時にもれなく予約しておいたのが、


この『東京苑レバ刺し』1600円!
遡ること2週間ほど前、姉からこの画像が送られてきた時には、発狂するかと思いましたよ!
な、なんちゅう魅惑的な生ギモ・・・この屹立とした佇まいは、美味しいに決まっている!と。
・・・そりゃもう美味しかったですよ~~・・・。
箸で持ち上げてもだらけない鮮度の良さ、噛み締めると、生肝とは思えないほどの弾力。
そして生臭さが全くなく、甘く・・・赤身の肉のエキスを固めたかのような、濃厚な旨味と微かな鉄の風味。
これは確かにスゴイです。


『うす切りレバ刺し』980円。
こちらは薄い分、食べやすいかな。
ただ、先程のを知ってしまうと、物足りないかも。


『名物ネギレバ刺し』980円。
小さく切るなら、このくらいパンチが効いていると良いです!
めっちゃネギと胡麻油とニンニクまみれ。
ジャンクな美味しさで、これはこれでありですね。
この後、残ったネギをご飯に乗っけると危険なほど美味しいことが判明し、弟のライスを奪い取りました。


『特上3秒ロース』1650円と『タン塩』980円。
ロースはさすがに3秒とは行きませんでしたが、まさにトロけるようなお肉。
脂身が甘くて甘くて・・・うっとり。
タン塩はサシがミッシリで、まさに私の好きなタン塩でした。
最初はビールで乾杯しましたが、ここから飲み物は、父、ken、M子の3人は赤ワイン。
3人ともお酒大好きで、肉には赤ワイン派。
この日初めて、こんなところまで似ていることが判明し、ビックリ。
ちなみに姉も同じくなのですが、翌日頭痛を起こす体質なので断念。
悔しがっていました。


中カルビ!
横幅が20cm近くあり、けっこう大きめ。
一枚ハサミで切り、4人で食べて丁度良い感じです。
こちらは適度な肉肉しさと脂・・・それにしても肉の『繊維感』をまったく感じません。
いったいどんな牛だ。


『白身切り落としカルビ』980円。
白身切り落としって何だろ・・・肉の側面に白い脂肪部分があるからかな。
今までのお肉に比べると、ようやく肉らしい『ガシュッ』とした食感。
それにしても、甘いです。
タレがついているのですが、お肉の味をこれっぽっちも邪魔しません。
でも美味しいの。


『名物元祖10秒ロース』1200円。
うおお。
絶対生で食べられる鮮度のお肉です。
実際4人でボソボソと。
「これ、絶対生で食べれるよね(ken)」
「いってもええんちゃう?(M子)」
「いや、もし万が一なんかあったら、お店の人の迷惑になるし(ゆかり姉)」
「ダメだダメだ!(元スーパー経営の父)」
めっちゃ性格が出る会話でした。
強火で表裏10秒ずつ、表面に焼き色が付きつつ中心がレアな状態が最高です。
意外とサシが少なく肉々しいので、一口噛んだ瞬間、脂とは違う肉汁が口内に広がりますよ!


残念ながら『ユッケ』がメニュから消えていたため、代わりに注文した『焼ユッケ』980円。
容器右側に刺さっているのはバタ。
容器ごと網の上に乗せて熱し、このバタが溶けて来ると食べ頃とのこと。
でもまあ「食べ頃」の定義って、人それぞれですからねえ。
お店もその辺りはお客さんに託しているというか。
いやいや、私たちはバタがしっかり溶けてからいただきましたよ!
肉質的には『10秒ロース』に近く、バタと熱を加えた卵がねっとりと。
美味しくて当たり前だっちゅーの!というくらい。
食べ終わりがけにご飯を投入したら、『肉汁×卵×玉ねぎ×タレ×香ばしさ+ご飯』の夢のコラボ状態!
これは必食です!


隣の席のお客さんが注文しているのを見て、すぐさま店員さんに訊ねた『塩ハラミ』1200円。
生肉偏愛主義のM子的には、これが最強。
厚みがあるだけあって、焼けた肉の香ばしさと中心部分の生の肉の旨味と・・・そして控えめな塩ダレ。
肉の美味しさを引き出しまくっています。


『絶品牛トロにぎり』900円。
美味しい・・・のですが、どうしても、ガスバーナーの香りがしてしまい、ちょっと。
お寿司でもそうですが、表面をバーナーで炙る「炙りもの」の時、ガスの臭いって気にならないのでしょか。
かなりキツイと思うのです。


気を取り直して、私が個人的な好みで最初から狙っていた『コムタンスープ』900円。
スプーンでほぐせるほど煮込まれていて、かつ化学調味料なしの純粋な旨味。
これは翌朝、お肌がプルプルになりますよ!


〆に注文のもう一回『特上3秒ロース』1650円。
肉ではじまり、肉で終わる・・・まさに肉尽くしの2時間。
親子3人でおそらく赤ワイン2本消費。
正直、父は最初とまどっていたのです。
自分が知っている、『昔ながらの焼肉屋』さんとはあまりに違うので。
しかし気がついてみれば、赤ワインと肉の絶対的な美味しさを楽しんでおり。
で、今日一番美味しかったものを聞いてみたら、
「焼ユッケの後に、ご飯を入れたのが美味かったなぁ!」と。
確かに美味しかったのですが・・・いきなり変化球を食らった気分でした。
この日、実は他にも、ツラミ、白身切り落としカルビ(2回目)、鶏肉、ご飯×3も注文していました。
だけど野菜たっぷりの『東京苑サラダ』もちゃんと食べたので、許してください。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
東京苑
※公式HP
東京苑 祐天寺店
住所東京都目黒区中町2-38-28 鈴木ビル1F
TEL 050-5798-1995
営業時間 17:00~翌1:00
定休日 火曜日