前回から、あまり日を置かずにまた来てしまいました。

『やまき』です。
というのは前回、夫と私、二人とも財布にお金が入っておらず、ツケにしてもらったのです。
なので、その分をお支払いつつ、またしてもお邪魔。
いい年こいて、お恥ずかしい。


すっかり秋のしつらいの先付け。
つぶ貝美味しい!左の骨せんべいがサクサクで、思わずお代わりしてしまいました。


この日、『やまき』に行きたいと言ったのは、実は娘。
彼女は生意気にも、『土瓶蒸し』が大好物。
なので、土瓶蒸しシーズンを待っていたのですね。
小憎らしい。
でもまあ、土瓶蒸しに罪はありません。


松茸がたっぷり!魚の切り身も入っていて、その旨味もたっぷり。
まったく臭みはなく、純粋な魚の出汁とキノコの出汁。
まさしく、飲むツマミです。
もちろん、松茸もお魚も、美味しくいただきました。
そして影の主役、三つ葉がいい味を出していて。
秋だけの贅沢な味わいです。


ひとくち食べちゃった『蕎麦生麩の蟹あんかけ』。
もはやm子の定番。
私も大好物なので、毎回取り合いです。


キターーーーーー!
秋~冬にかけての定番『渡り蟹』。
しかも図々しく、身をほぐしてもらい、胡椒の効いたドレッシングで和えてもらっています。
・・・この美味しさは、最強!
添えてある柑橘『ヘ~ベ~』。
多分『平兵衛』的な文字だと思います。
ミカンより酸味がありつつも、すだちや柚子よりも柔らかい感じ。
香りはミカン寄り。
酸味が弱いので、蟹の香りと味を殺さず、滅法相性が良いです!


ここに来て、ようやくお造り。
鰹に鯖に鱸に牡丹海老・・・M子の好物ばかり。
やまちゃん、いつもありがとう!


『初秋の炊き合せ』
またしても松茸。
でもそれ以上に私が気に入ったのは、左の、カボチャと蟹の茶巾。
カボチャだけの茶巾に見えて、蟹の身が和えられているのですよ。
ホックリとしたカボチャの甘みと蟹の身の風味と塩気のハーモニーが絶妙でした。
そして奥の栗の渋皮煮と、手前の鱧の梅肉和え・・・まさしく夏と秋が出会った一皿でした。
四季の移ろいを食べ物で感じられるって、もしかしたら、とても贅沢なのかも。


鱚の天麩羅に、今年お初の『大浜みやこ』。
大浜さんは、かぼちゃの品種のお名前です。
鱚も美味しく、大浜さんはめっちゃホクホクで甘く、美味しい!
今年も食べられて良かった♡


〆は定番の『辛みおろし蕎麦』。
お蕎麦は冷え冷えで、海老天は揚げたての熱々。
この出来たて感と海老のプリプリ感がたまりません。
これからも通いますので、やまちゃんとおかみさん、いついつまでも元気でいてね、いてよね!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
やまき
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