さて、11月15日の夜です。
もちろん夜もラーメン!
いやいや、この地で食すのは「中華そば」。
そうです、ここは和歌山県和歌山市。
和歌山ラーメンの本場ですよ!・・・って何か変ですね。
年に数回通う、M子の聖地です。
五体投地せねばあかんのでしょうか。
さて今夜はどのお店に行こうか・・・などと言いながら、キャンピングカーでふらふらと彷徨っていたら、迷いました。
迷っていたら、なんとナイスP泊スポット発見!
そしてなんと、道を挟んだすぐ前に!


『中華そば まる豊』です。
傾いだ店として、結構全国区で有名です。
画像が傾いて見えますでしょ。
本当にこのまま傾いています。
で、ここまでの流れ、全然作ってません。
本当にたまたまの巡り合いです。


ぐはぁ。
またしても唐揚げ。
しかも一つコブシ大の、三重サイズ。
くうぅぅぅ。
もう車を運転する必要はないのです。
サイカラーメンも胃もたれなく消化しました。
ビールうぅぅと唐揚げえぇぇぇ。
また、ほかの一品料理もそそること!
さらしくじららしきものまでございます。
しかしここでも9800円の呪い。
ここでいただくのは中華そばのみ、です。


メニュおもて面。
伊勢うどんまであるのが不思議です。


水平に保つための台。
数年前TVで見たときは、割り箸を敷いてましたが。
さらに傾いてきたため、常連さんが作ってくれたそうです。
この角度、すごくないですか?
実際店に入って座っていると、酔います。
先ほど「ビールうぅぅ」などと書きましたけど、正直いりません。すでに酔っています。
この上に飲んだら、吐きます。


ついに!待望の!
『中華そば』600円です。
台に載せてもなお傾いでますね。傾斜が進んでいるのが見て取れます。
由緒正しき和歌山ラーメン、もとい中華そばの姿です。
うふふーん。
ズルッと一口。
おおこれは・・・と私が物思う前に、子供が、
「なんなんこれ!めっちゃ美味しい!」と。
そうですか。良かったね。
そんなに感激する君を見るのは久しぶりだよ。母は嬉しいよ。
と、日ごろは薄い母性を感じつつ。


汁はやや甘口。
だから子供の口に合ったのでしょうか。
系統は和歌山の二大系統、「こってり豚骨醤油」系と「醤油前面」系の、ちょうど中間。
適度に濃厚で適度に醤油が効いていて、良い塩梅です。
麺はストレートで、やや太め。
隣では子供が、貪り食っています。
ここだけの話ですが、味自体は美味しいです。ですが、感動するほどではございません。
けれどけれど。
今まで数回遭遇した経験で言わせていただきますと、お店の雰囲気とかご主人夫妻の人柄とか、お話とかで味わえる「味」があるわけです。
おそらく子供はそれに陥落された模様。
だって話していたら、ご主人は伊勢出身、さらに奥様は津市出身で、しかも夫実家のすぐ傍だったんですよ。
唐揚げが三重サイズなのと、伊勢うどんがメニュに載っていた謎が解明されました。
で、M子も陥落されてしまったわけです。
近々必ず再訪することを店主夫妻と誓いつつ、キャンピングカーへ撤退いたしました。
もちろん!唐揚げは!お持ち帰り!しませんでしたとも!
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
中華そば まる豊
住所 和歌山市有本615
TEL 073-432-2967
営業時間 17:00~翌3:00
定休日 水曜日
追記:年末年始は毎年営業するとのこと。
    「伊勢では正月に休むなんてあり得やん!」と、ご主人の言でした。
    伊勢神宮がありますものね。