イヤッホオォォォウ!
9ヶ月・・・いや、10ヶ月近くぶりの『やまき』です。
前回の訪問については、こちらをご覧下さいませ。
M子がこよなく愛するお店でございます。
しかし、少々お高いのが玉に瑕・・・。
だがしかし!
夏から続いていた、夫と姉のダイエット勝負。
「先に5kg減ったほうが勝ち。負けたほうは『やまき』をゴチする」の公約。
そして負けたのは姉。
晴れて夫(と私)をゴチして下さるとのこと。
イヤッホオォォォウ!
お姉ちゃん、ありがとう!

さっそく付出し。
鴨ロースに鮟肝の味噌漬に鯛の子・・・かな。
鮟肝がいきなり「焼酎くれぇ~」な味です。
まあ、あまり飛ばしてもいけないので、一杯目は生ビールで。


お造り。
めじ鮪・烏賊・天然鯛でございます。
鯛が分厚くて、滅法味が濃くて、食べ終わるのがもったいないほど。
めじ鮪もねっとりしつつあっさり。
ややカツオに似ている風味がいたしますものの、生臭みは一切なし。
うっふっーん・・・と、鼻から香りを抜いて味わいました。


蕪蒸し。
「何これ!初めての食感だよ!百合根ほくほく!海老が大きい!しかもプリップリ!・・・このアン・・・こんな美味しい出汁初めて・・・」
姉、驚愕で大興奮して恍惚。
忙しい人です。


M子が愛する、白子豆腐。
・・・いったいどうやって作っているんでしょう。
鱈の白子の味がするのに、豆腐。
いったん豆腐を白子とともに裏漉しし、もう一度豆腐の形にして、揚げ出しているのでしょうか。
こちらもアンの塩梅が絶妙で白子が濃厚なのに・・・お豆腐なんですよ。
うふふふ、と含み笑いが出るお味です。


鰻の飯蒸し。
三重は関西風なので、普通は蒸しませんよね。
で、関東風は、蒸してから焼きますよね。
が、こちらは焼き上げた鰻を、もち米とともに蒸し上げてあるのです。

脂が程よくもち米に染み渡り、三重では珍しいやや辛めのタレが香り立ち、ほんのり表面のカリ感が残っており・・・これはあと5つくらい食べられるほど美味しかったです。
姉曰く「私にとっては鰻のナンバーワンです!」。


お造りに入っていなかったので、急遽注文した、しめ鯖。
姉も『しめ鯖同好会』(今命名)の一員です。


断面。
この「生っぽい」のが好みです。
〆具合は酸っぱさよりも、やや辛目(しょっぱめ)。
身悶えるほど好きな味です。
鯖一本分食べられそうです。


帆立の西京焼。
え?食べすぎ?
いやいや何を仰るうさぎさん。
美味しいものをいただく時は、とことんいただくのでございますよ!
ちなみにこの西京焼、帆立の身がプリップリなのは当たり前で。
この西京味噌。
味噌が結構主張する味です。麹香が立ち上るというか。
帆立に負けていないお味で、いただきつつ、「おおっ」となりましたよ。


とどめ。
鮑のクワ焼。
これはですね・・・もう・・・食べてください!!!
滅茶美味しいです。
身がムチムチでやわやわで、こってりトローンという味です。
一度油通しした鮑を、衣を着けてフライパンで炒め、アンを絡めております。
このアンがやや甘辛で絶妙な味加減。
ご主人が原価のみでサービスしてくれたところ、これを見た他のお客様が次々ご注文。
・・・ご主人、商売上手すぎですわ。


そしてようやく〆。
辛み大根そば。
茶蕎麦に辛み大根のおろしと大きな海老天が一個どっかり。
冷たいお蕎麦で、出汁・・・というか汁が、三重クオリティというか、他の地方と一線を画すと言うか。
出汁の味が濃く、やや甘め。なのに醤油はきつくなく。
不思議な味わいです。
でももちろん美味しいです。
そして後口に、お茶の味わいを感じます。
辛さ→出汁→蕎麦→茶部分・・・という感じ方です。
さらに時々油と海老風味。
最後まで美味しくいただけました。
(またしても)お姉ちゃんありがとう[#IMAGE|S53#][#IMAGE|S53#]
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
やまき
※前回(初回)の訪問へジャンプします。
実はこの後、サンタクロースに遭遇したのですが、このお話は次回。
と、思わせぶりに引っ張っておきます。
ふふふ。