ドゥルルルルルルルララララ・・・(小太鼓音)
今回のメインイベント。

『レストラン七條』でございます。
このお店については散々語りつくしてますので、過去の記事↓
●レストラン七條1
●レストラン七條2
をご覧下さいませ。
で、今回は父と姉と私でございます・・・ルルル~・・・恋愛臭全くなし・・・。
今回もいつものように4500円のコースを注文です。


アミューズ。
イベリコ豚のパテ。
お昼あれだけ食べたにも拘らず、生ビールとこのパテで、ググウゥッと食欲が湧き上ってまいります。
ほど良い脂感と肉々しさ。
酸っぱめなピクルスが、さらに食欲を煽ります。


鱈の白子のポアレ。
これは、衝撃的な美味しさです!
まず香りが来て、そののち、実物がサーブされます。
おお、この香りはこれだったのか!
と、まず吃驚。
そして口に入れて更に吃驚。
カリッ!アチッ!トロッ!むふぅ~ん・・・。
外側はカリカリで噛むと熱々のトロリがはじけ、濃厚な白子の味わいが口内にふくらみ・・・その濃厚さに、カリカリに焼かれた玉ねぎや香草のソースが彩りを与えています。


ウニのコンソメジュレ・カリフラワーのピュレ添え。
毎回食べてますけど、毎回美味しいです。
新鮮なウニが美味しいのは当然として・・・それ以上にコンソメの美味さが際立っているのですよ!
個人的には、若主人が修行されていた『北島亭』よりも好みです。


七條名物の『エビフライ』。コースに組み込まれているのが流石。
海老自体はブラックタイガーなのに、絶妙な揚げ具合でプリプリですよ!


イベリコ豚ロース肉のローストと豚足のソーセージ。
ちょっとやそっとじゃ驚かない父が、のけぞりました。


お冷グラスや父の手との、サイズの対比をご覧下さい。
このお肉、私のコブシ大ございます。
脂はたっぷり付いているのですが、その脂がくどくなく、カリッと焼きあがっていて、また秀逸。
豚足のソーセージ(輪切り)はトロリと仕上がっており、豚ロース部分にまぶしていただきたくなるほど。
「豚に豚をまぶす」というご法度をしでかしたいです。


『和牛ホホ肉のハチミツと赤ワイン煮』。
今回もふるふると震えておりましたよ。
どこまでも柔らかく、深く、甘く、味わい深く・・・。
ああん。
なぜこんなに官能的なお味なんでしょう。
口内から直にコラーゲンが吸収されていくようです。


姉注文の、鴨のローストです。
前回よりやや小さくなった気がしたのですが、実際はかなりボリューミー。
今回はフォアグラの角切りがソースに入っており、さらに濃厚になっています。
鴨の美味しさはもとより、このフォアグラの一片をパンに載せて頂くと・・・ネットリトロ~リ・・・食べたそばから肝臓に脂肪が付いていきそうな濃さです。
ところでこういった「生部分」が多い肉料理は、最終的に「血の味」が平気な方限定になりますね。
かくいうM子は鉄分の多い味が大好きです。
マグロの赤身とか鹿肉とか、猪肉とか、鳩とか・・・。
あ、すなわちそれが「ジビエ好き」ということでしょうか。


姉注文の洋梨のグラタン。
カスタードクリームがメチャ美味です。
なんとデザートの時間に合わせてクリームも作っているんですよ。
洋梨のフレッシュな香りとパテに似た食感をクリームの味が包み込み・・・甘物に興味のない私でさえ微笑んでしまうほど。




この二つに関しては、前回の訪問(デザート部門)を参照のこと。
甘物に興味がないと言いつつ、いざいただく時は「超濃厚でどっしりとした甘さでないとイヤ」という、ややこしいM子の欲望を満たしてくれるお味です。
この二つは甲乙付け難いですね~・・・。
姉と「どっちが美味しいかな~」などと話していたところ。
父がきっぱり、
「美味しいものに順番を付けたらダメだ!」と。
おお。
その通りでございます。
順番などつけずに、純粋に味わえばいいのです。
父、ありがとう。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
レストラン七條
※前回の訪問と詳しい店舗情報にジャンプします