良い季節になってまいりました。
枇杷が一斉に熟しています。
正直一斉にこられると迷惑です。
一週間毎とかに順を追ってくれるとありがたいのですが、植物に愚痴を言っても詮無いので、真面目にさくさく収穫しています。
ふと視線を巡らせると、


猫が帰って来ていました。
万が一私を忘れて果てていて逃げられると悲しいので、小声で名前を呼び、そっと抱き上げます。
3週間ぶりです。ガリガリです。クッタリしています。声が枯れて塩辛みたいになっています。
顔を隠していますが、私は号泣です。これを撮っている夫はドン引きです。
この3週間、暢気に食べ歩きをしているようでも、一瞬も忘れていませんでした。
家に帰ってくる度に猫を探し、落胆する毎日・・・。
死んでるか生きているかわからないものを待つのは、かなり辛いです。
そして2週間を過ぎた頃から、
「この家に住んでいる限り猫を待ち続けて、毎日いないことを確認して落胆するのであれば、この家を愛せなくなるであろう。ならばいっそ川崎へ帰ろうか・・・」などと一人考えていたのです。
このバカめ。
帰ってきてくれてありがとう。