すいません、今回の記事は、食べ物と何の関係もありません。
でもあまりに衝撃だったので、書きます。

先週の土曜日から今週の月曜日まで、神奈川県川崎市の実家に帰省していました。
理由は、いろいろ観たい美術展があったからです。
メインの『生誕300年記念 若冲展』からはじまり、吉祥寺で『萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく』、渋谷で『深堀隆介 回顧展 金魚養画場〜鱗の向こう側〜』、そして最後に銀座で『人造乙女博覧会IV』を観ました。
ふだん引きこもりなので、この2日は超ハードでした。

で、3日目の夜、巨大な荷物とともに津駅に降り立ったところで、極度の疲労。
ヘトヘトで頭がまわりません。
しかし、残金がほとんどないことに気づき、駅内のATMで3万円引き出しました。
それから帰りの待ち合わせ時間まで、まだ1時間ほどあったので、駅内のカフェでお茶をし、ようやく一息。
そしてお店の会計をしようと、財布を開いたところ、お札が一枚もない!

ちょ、ちょっと、こここれ、どういうこと????

お茶代だけは何とか払いましたが、マジでお札がありません。
でも、ご利用明細書はしっかり手元にあり、3万円下ろしたことになっています。
ということは、明細書だけを受け取り、お金を受け取るのを忘れたわけです。

うわ〜〜〜!!!
my3万円〜〜〜〜!!!
3万円言うたら、めっちゃ大きいよ〜〜!!
私、ぶち殺される! 誰に! 私にだよ!
それくらい自分が憎い!!!

もうね、狂乱状態。
チャムの中で一人、心の中が修羅場りまくり。
このまま卒倒してもおかしくないくらい。

しかし、財布にお札がないのが現実。
もう一度下ろさねばなりますまい・・・。

ノロノロとATMに足を運ぶ自分。
泣く泣く、同じ金額を下ろします。
で、ふと残高を見ると。

減っていない。
手元には先程のと今回の明細書の2枚があるのですが、減っていない。
どころか、微妙に増えているんです。

2枚を照らし合わせて考えた結果。
おそらくATMの機能として、一定時間の紙幣の払い戻しがない場合は、機械に戻ってしまうのでは。
しかし大概は、その前に誰かに取られてしまったりするのですが(拾得物として届けられている可能性もあり)、駅に人が少ないのが幸いして、誰にも気づかれることなく引っ込んでいったと。
そして2回めで私が下ろした際には、前回の分がそのまま回され。
しかも1回めのATMでは手数料が216円かかるのに対し、2回めのATMでは手数料無料。
なので、1回めの手数料が戻ってきたため、微妙に増えたのだ!!!!

・・・と、ここまで考えて、めちゃめちゃ感動しました!
ATMにそんな機能があったとは!
そして誰に見られることもなく、3万円が回収されていて、何も言わずに戻しておいてくれたなんて!
全国のATMさんに、感謝したい気持ちでいっぱいになりました!
でも、ATMさんに感謝のしようがないので、ここに書きだしてみたのです。
以下、証拠。

 

30000yen

1時間の時差で引き出しているのに、モザイク部分は同じ金額で、しかも216円増えています。
天国から地獄へ、そして地獄から天国へ引き上げられたような事件でした。

みなさんも気をつけてくださいね!