姉が、是非にとも叔母を連れて行きたいと。
その気持は、私にもわかります。
タトウィーン並の辺境の地で、ミシュランレベルの味を提供してくれるお店です。

 

saku3-1

『日本料理 朔』。
実は『3』と書きつつ4回め。
初めての訪問記は『ゲンキ3ネット(げんきさんねっと)』の『地産地消レストラン』に掲載したため、こちらでは紹介していなかったのです。
簡単に言うとメニュはなし。
11:30〜と13:15の2回制。
コース料理のみで4300円です。
ランチとしてはややお高いと思われるかもしれませんが、まあ、お試しくださいませ。

 

saku3-2

6席のカウンターから見える風景。
借景というの?
自然の風景をお借りしている感じです。

 

saku3-3

カウンターには各々、温められた奥様作のオブジェが。
肩をあたためても良し、お腹に乗っけても良し。
身体がぬくまります。

 

saku3-6

食前に、キウイ酵素と八朔のジュース。
程よい酸味と爽やかさで、お腹がぎゅ〜っと空きます!

saku3-4

前菜五種盛り。
右上から反時計回りに、山ウドのきんぴら、マコモ豆腐、しいたけ鹿肉とお茶の葉の天麩羅、あまご昆布締めわさび茎。
中央はサザエにウドと筍、ワラビにコシアブラ。
今までマコモ入りのいろいろな食材を食べましたが、このマコモ豆腐で、初めて風味がしっかりとわかりました。

 

saku3-5

どれも美味しい!
どれも美味しいのですが、一番驚いたのが、この、あまごの昆布締め!
昆布で締まったのもありますが、身がねっとりとしていて、素晴らしい食感と味わい!
川の匂いはまったくありません。
ちょ、どうするの、こんなに美味しくて!・・・と、動揺したほどです。

 

saku3-8

あまごの塩焼き。
こちらは春の定番。
もちろん美味しいのは当たり前。
そしてよく見てください。
前回、前々回と、あまごの向きが逆なのです。
そう、私が左利きであることに気づいたご主人が、食べやすいよう、向きを逆にしてくれたのです!
これは相当うれしいです!
観察眼とその気遣いに、胸が熱くなりました。

 

saku3-7

新玉ねぎの素焼き、クレソンと豆腐のソース。
玉ねぎが甘い!
焦げた皮ごと食べると、甘いだけでなく香ばしさ、そして香りが立ち昇ります。
クレソンは爽やかそのものの風味で、そこに豆腐のコクが。
言うておきますが、このクレソン、みなさんが知ってるそれとは別物と思ってください。
あのえぐさが、かけらもないのですから。

 

saku3-9

実は叔母はジビエが大の苦手。
「ここのなら絶対食べられるから!」と説得したものの、いざ食べられないと申し訳ないので、前もってジビエ以外のお肉も1皿用意していただきました。
なので鹿×3皿、牛×1皿の注文。

 

saku3-10

恐る恐る、鹿肉を口に運ぶ叔母・・・。

「あら、美味しいじゃない!!」

そうでしょ! そうなの! ここの鹿肉は他とはぜんぜん違うの!
と、我が手柄のように自慢する私。
ここの鹿肉はそれほど美味しいんです。
結局叔母は、牛よりも鹿を気に入り完食。
残った牛料理は3人でシェアしました。
付け合せのコシアブラの天麩羅なども初体験だったようで、とても喜んでいました。
そうよね、都会にいた頃はコシアブラの存在すら知らなかったもの。

 

saku3-11

いつもながら美味しいお漬物。

 

saku3-12

不耕起栽培米の白いごはんと、アオサのお味噌汁。
これは料理を堪能した後でも、どんどん食べられちゃう、悪魔のごはんです。
ムチムチのツヤッツヤで噛みしめるほどに甘く、飲み込むのがもったいないほど。

 

saku3-13

そしてこのおこげ!
噛むと、サク・・・サク・・・と軽い音がします。
結局この日も、姉と私は3杯ずつおかわりしました。

 

saku3-14

食事の後は場所を移して。
裏山でとれたニッキの水ゼリーと豆菓子、裏山のお茶で余韻を味わいました。

ご馳走様でした(*^_^*)

 

日本料理 朔
住所 三重県美杉町八知3541
TEL 080-6928-3939
営業時間 11:30〜16:00
     ランチタイム 11:30〜と13:15〜の2回