ある朝、いきなり京都へ行くことに。
というのは、夫は今、『キャンピングカーほしい病』。
しかし娘が一緒にキャンプに行ってくれなくなったので、以前乗っていたような大型のものではなく、軽キャンパーがほしいと。
ネットで夜な夜な検索しては、妄想をふくらませています。
そしてたまたま、京都のキャンピングカーショップに、お目当ての車が出ていたというので、「参考に」見に行こうと。
でも1人で行くのは寂しいから、ついてきてほしいと。
お前は子リスかと思いましたが、ついでに美味しいものを食べようとついて行きました。

 

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で、私が来たかったお店がここ、『仁王門 うね乃』。
お出汁の専門店『うね乃』が手掛ける、うどん屋さんです。
以前、年末にお雑煮を作る際、この『うね乃』の煮干しと削り節と昆布を使ったところ、めっぽう美味しくできたので、どうしてもここのうどん出汁を飲みたかったのです。
開店15分前ですでに数名並んでいたので、全体像は撮れませんでした。
お店の外までお出汁の香りが漂ってきて、興奮します。

 

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店内は1階はカウンターのみでしたが、2階もあるようでした。
うどんのみですが、カレーうどんもあり、なかなか攻め気な感じです。

 

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季節限定の『若筍うどん』。
私は筍が大好き。
そして確かに京都の筍は美味しいです。
でも、さすがに2000円は・・・と、踏みとどまってしまいました。
どちらにしても今年はもう、終わっているでしょう。

 

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M子注文の『たぬきうどん』950円。
きつねうどんに吉野葛であんかけにし、生姜を載せたもの。
まずはお出汁を一口。
美味しい・・・しみじみ美味しい・・・美味しい・・・。
爆発的な「おいし~い!!!」ではなく、じわじわと身体に染み入っていくような美味しさ。
なんていうの? 舌と身体が喜んでいるのがわかるんです。

麺はむっちりしつつやわやわ。
讃岐とは真逆なんですが、ちゃんと芯にコシがあり。
私はやわ系のうどんが好みなので、これは嬉しいです。
そしてやわっとしている上に、あんかけなので、とても出汁が絡むのです。
それは具も同じで、お揚げさんやネギも噛むとじゅわりとお出汁が。
生姜は鮫肌でおろしたのかと思うほど、ねっとり細やか。
絡めるとお出汁の風味が一変します。
私は出汁フェチなので、生姜を別添えにしてもらえると、一層嬉しかったかも。

 

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夫注文の『きつねうどん』850円。
『たぬき』から、とろみと生姜を抜いたものですね。

「お出汁は確かに美味しい! しかしうどんと一緒だと味が薄く感じてしまう」

とのこと。
『たぬき』はあんかけでとろみがあるので、うどんとお出汁をしっかり楽しめたよ・・・と伝えたら、悔しがっていました。
でも私は、とろみがなくても充分美味しいと思います。

しかし、思わぬ伏兵が。
他の人が注文していた、カレーうどんの香りの素晴らしさ!
鍋焼きうどんの豪華さと具の素晴らしさ!
ちなみに具は、『桜えびかき揚げ・玉子・湯葉・椎茸・生麩・青菜・ささがき牛蒡・九条ねぎ』。
方向性は違うものの、漫画『美味しんぼ』に登場した『豪華鍋焼きうどん』が思い浮かびました。
次回はこの2つで攻めてみたいです!

ご馳走様でした(*^_^*)

 

仁王門 うね乃
※『うね乃』HPへ
住所 京都市左京区新丸太町 四十一番地(地図)
TEL 075-751-1188
営業時間 11:30~15:00(ラストオーダー)
     16:30~19:00(ラストオーダー)
定休日 木曜日・第三水曜日