今回は長編です。
今月はじめに上京した折の、(お食事的)メインイベント。

マイお気に入りフレンチ、『スーヴニール』です。
こじんまりとしていて、ほど良く落ち着くお店。
ここでガッツリディナー、行きまーす!


メニュ。
クリックで、今まで以上にでっかくなりますに。
同行しているのは、もちろん姉。
ガッツリ食べて食べ物について語るときには、欠かせない相手です。
この日もメニュを眺め、二人で脂汗を流します。
今回はどのコースで行こうかしらん・・・。
オニオングラタンスープも食べたいし、マテ貝とマダイのリゾットも魅力的・・・でもでも他のも捨てがたいわ。
というワケで、
姉→前菜2品+主菜1品・・・5400円
私→前菜2品+主菜2品・・・7100円
をチョイス。
お店のマダムに、「結構量ありますよ、大丈夫ですか?」
と心配されてしまいましたが、無問題!
私の主菜1品を、二人でシェアしますから。
本当は主菜も2品ずつ注文するくらいイケそうでしたが、ちょっと魂胆があって・・・。


突き出しの『ハムのテリーヌ』。
カリッカリのバケットにてんこ盛りにすると、心の底から幸せ。


エビと里芋のテリーヌ。
エビのプリッを里芋のネットリが優しくリードし包み込み。
周りの野菜が酢漬けなのが、メリハリが効いています。
けれどブロッコリだけは酢漬けになっておらず、素の味。
これが二重にメリハリを効かせてくれて、舌がホッとします。


『自家製スモークサーモン』。
おおお、芳しい燻製香が!
燻されてほど良くとろけた脂が美味しい!
サラダと共にいただくと、シャキ感と心地良い酸味と脂の香りと・・・たまりません。


是非ものの『アナゴとスズキのフリット カレー風味』
これは外せません。
二人ともシェアするのを拒否るほど大好物なので、一人一皿注文しました。
・・・くっそー・・・美味しいぃぃ。
サクッサクですよ。熱々ですよ。身がフワッフワですよ。脂が乗っていますよ。
咀嚼する音のみがテーブル間に響きます。


『仔羊の背肉のロースト』。
姉が苦手(つまりシェアできない)とわかりつつも、食べたかった一皿。
見てくださいよ、このロゼ色の断面。
ミッシリと柔らかく、仔羊特有の香りが口中から鼻に広がります。
さらに身の上の方にある、脂身の舌触りと香りにも恍惚。
羊が好きなら、全面降伏してしまう味です。
ソースもお肉の味を殺さず、舐めきってしまいたいほど。
付け合せのインゲンやレンズ豆の煮込みが、家庭っぽく、しかし家庭料理ではない、プロフェッショナルの味。


姉注文の『豚バラ肉とキャベツの煮込み』。
「これこれ、こういう優しい味が食べたかったのよ~!」と姉。
色々な意味で、疲れていたようです。
本当に、一昔前のフレンチとは別物なほど、優しい味わい。
しかし、しっかり塩が効いていて、身体に染み入るようです。


二皿目の主菜『トリップと豆の煮込み』。
トリップL・O・V・E!
二人でシェアしていただきます。
何ていうか・・・正しい煮込みです。
余分な臭みや脂は一切なく、フワフワのトリッパと豆の滋味が、しみじみと味わえます。


うふふ。
別バラメニュ。
2品チョイスできます。


ガトーショコラクラシックと洋ナシのプリン。
前回も注文したガトーショコラですが、やはり美味しいので。
洋ナシのプリンは、ガツンではなく、はんなりとした甘さ。
でもコクがあるので、物足りなさはありません。
はー・・・今日も美味しくいただきました。
おまけ。


何これ?
ふふ。
主菜を一品減らした理由はコレでございます。
夫と父が武蔵新城の『すし勘』に行ったというので、期待していたのです。


ジャーン!
折り詰め2人前です。
メッチャ大トロなマグロに、江戸前アナゴ!
フレンチ→寿司という、超至福かつゴールデンコースを堪能してしまいました。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
レストラン スーヴニール
※前回の訪問にリンクします