告白。
10日ほど前、一人でこっそり上京してました。
それはですね。
東京都写真美術館で開催されている、森村泰昌「なにものかへのレクイエム~戦場の頂上の芸術」を観に行くためですよ!
4月頭に上京したとき、そんなものが開催されているなんて知らなかったですよ!
自宅に帰ってきて銀座で買った『美術手帖』のB.Nを見て、初めて知ったのですよ!
身悶えること数日・・・夫に許しを得て、これだけのために上京したワケですよ!
あああ・・・良かった・・・観られて良かった・・・できればもう一度観たい・・・。
一緒に観に行った姉は、帰ってきて倒れこんでしまったほど。
それだけ圧倒されます。
もう、首根っこつかまえて、美術館へ引きずって行きたいくらい!(だから誰を)
で、心を満たしたら、次は胃袋も満たすのです。

このメニュ画像でどこのお店かわかったら、立派なM子通です。
偉そうでしたね、スンマセン。
ええ、『レストラン七條』です。
ここは外せません。
もちろんいつもの『おすすめ七條コース』4500円をチョイス。
コースと言いつつプリフィクススタイルで、自分で選べるのが嬉しいです。


つき出しの、アンチョビ入りプチクロワッサン。
層がキッチリできていて、サクサク。
質の良いバターの風味とアンチョビのコクのある塩気。
アンチョビはホンットにちょっとしか入っていないのに、主張してきます。


『自家製スモークサーモン じゃがいも 香草のサラダ』
ディルなどが山盛り。
先日のスーヴニールよりも、さらに生な感じです。
しかしスモークの香りはきっちり香ってきます。


『フォアグラと竹の子のソテー マデラソース』(+400円)
フォーーー!
と叫びたくなる組み合わせ。
フォアグラを竹の子に乗っけていただくと・・・ふふふふふ、と鼻から笑みが漏れてしまいます。
竹の子がこんなにマデラソースと合うなんて!
煮物とか味ご飯とか、せいぜいバター焼きか天麩羅しかしていなかった私・・・。
目から鱗でございましたよ。


お約束のエビフライ。
このお店はお箸も用意されているのですが、これは絶対にナイフとフォーク。
断面を見るのが好きなのです。
熱々でプリップリ。
これはコースの一皿ですが、もちろん一品料理としてのエビフライもあり。
一皿に5~6本載っていて、めちゃ美味しそうです。
隣のテーブルの紳士2名は、アラカルトでオーダーしているようで、分厚い自家製ハムやらズワイ蟹のクリームコロッケやらもちろんこのエビフライやら、ゆであげホワイトアスパラ浅利のドレッシング・・・。
人のはどうしてあんなに美味しそうに見えるんでしょ。


『ひげ鱈のごま付焼 ホタルイカと春キャベツ添え』(+200円)
こ、これは・・・肉食なM子も参りました。
身がメチャメチャ厚くて、中心まで熱々でありつつ、しっとりしていて。
ソースが・・・何味って言ったら良いの?
うーん、言い表しようがないです。
ご飯よりもパンに合う味・・・としか言いようがない。情けない。


『和牛ランプ肉 フランス風ハンバーグ』(+200円)
結構大きくて、外側はしっかり焼き目が付いています。
なのに、ナイフを入れると、ホロリと崩れるんですよ!
粗く挽いた(というより叩いた?)和牛100%。
肉汁が肉一粒一粒に詰まっている感じ。
思わず、オンザライスしました。


デザート。
姉注文の『苺のスープ ミントのソルベ添え』。
前回来たときに、同席した方が注文しているのを見て歯噛みしたとか。
なのでリベンジだそう。
苺のスープがフレッシュです。
あまり砂糖を加えず煮ることで、苺の濃度のみを上げたという感じ。
ミントのソルベはちょっと苦手で・・・食べられませんでした。


『くるみ入りチョコレートテリーヌ』。
私は最後までガッツリで。
濃いいのに重くない。でもネットリするほどぎっしり詰まっています。
歯に当たるクルミのカリッ感が刺激となって、思わず食べ進んでしまいます。
はー・・・美味しかった・・・。
美しいものを観て美味しいものを食べて・・・夫よ、ワガママを聞いてくれてありがとう!
そして私が不在の間、近所の方々には御世話になりました。
ありがとうございます!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
レストラン七條
※前回の訪問へ
住所 東京都千代田区一ツ橋2-3-1 小学館ビル B1F
TEL 03-3230-4875
営業時間 月~金 11:30~14:00(L.O)
             18:00~20:00(L.O)
       土    11:30~14:00(L.O)
定休日 日曜日・祝祭日