お団子をいただいた後、念願のお蕎麦屋さんへ。
でこさんのお宅からほど近い『大石田町』は、蕎麦の名産地だそうで、「大石田そば街道」なるものがあるほど。
全然知らなかったのですが、調べていくうちに、色々美味しそうなお蕎麦があると知り、楽しみにしていたのです。

『本格手打ち 蕎麦屋まんきち』。
「肉そばなるものを食べたい!」とお願いしたら、ここに連れてきてもらいました。
店内広々していて、席数も多いのに、ほぼ満席。
お盆時期だからか、娘さん(小学生5年生くらい)もお茶を運んだり・・・と、可愛らしくお手伝いしていました。


おしながき。
さすがにお蕎麦専門店。
東京の蕎麦屋とはまた違った潔さがあります。
ほら、『冷たい肉そば』!
これを食べたかったのです・・・が、蕎麦自体も味わいたいなあ・・・。


何も注文する前に、いきなりお茶とともに登場。
お漬物です。
きゅうりのお漬物と、右は・・・初めて見ますね。
『ベチョラ(ベソラ)漬』というものらしいですが、これが・・・。
辛い!酸っぱい!辛い!
辛さと酸っぱさと旨味が、交互に襲い掛かって来ます!
このベチョラ漬、茄子を唐辛子の汁で漬け込んだものだそうで、ホンットに食べたことのない味です。
この後、どこのお店に行ってもこのベチョラ漬は出てきました。


一品ものの『あげたてゲソ天』300円。
何気に安いですね。本当に揚げたてでアジアジ。
それにしても、このゲソ天も色々なお店で見かけました。
山形の人、ゲソ天好き?


m子注文『天ぷら板そば』1300円の天ぷら。
浅草辺りで見かけるようなルックスですね。
衣に花が咲いているというか・・・。
ちなみに娘は、海老天そんなに好きじゃないんですよ。
でも必ず『天ぷら』。カボチャとサツマイモが好きなんですって。
そんなワケで、いつも海老は私がいただいています。


『鴨板そば』950円。
全体的に一人前が大きいです。


細麺の二八。
ここ大石田は、板そば方式のようです。
時期的に新蕎麦ではないはずなんですが、蕎麦が香っています。
ざっくりした断面も私好み。


熱々の鴨汁。
そのままでも飲めるほどカツオ出汁が効いた汁に、炭火であぶった鴨と葱の旨味が出ていて・・・めちゃめちゃ美味しい!
また、細くてザラッした麺と合うんですよ!
ビバ!ソバ!と言いたいくらい美味しいです。
それなのに、さらに・・・。


何ということでしょう。
『冷たい肉そば』750円。
衝撃的な美味しさ。
ちなみにこれは夫が注文。
・・・ああ、そうですよ!
私が両方食べたいから、夫に選択権を与えず、『鴨板そば』と『冷たい肉そば』を強制注文したんですよ!
しかしまさか、肉そばがここまで美味しいとは・・・。
冷たいので麺がしまっているわ、汁に鶏の出汁がしっかり出ているわ。
濃厚なんですけどその冷たさと白髪葱の効果で、恐ろしいほど食べられます。
あああ・・・今でももう一度食べたい・・・。
多分、ご一緒したでこさんには、いつも通りのM子に見えていたと思います。
が、心の中は激しく荒れ狂っていたのです。
鴨板そばで満足だったのに、どうしてこんな仕打ちを・・・私なんか悪いことしました!?神様コレは罰ですか!?
もう一杯食べるか・・・いやいや夜に差し障る・・・私には娘の海老天を食べる使命もある・・・でもこの肉そばの美味さってどうよ!?
というくらい。
もう一杯、食べておけば良かった・・・。
でこさん、美味しいお店を教えてくださって、ありがとうございます!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
本格手打ち 蕎麦屋まんきち

住所 山形県北村山郡大石田町豊田855-1
TEL 0237-35-3620
営業時間 11:00~15:00
       17:00~20:00
定休日 第2・4火曜日 ( 火曜日が祝日の場合は、第1or 第3火曜日がお休み)