かれこれ9年近くなります。
年に3~4回は和歌山詣でをし、和歌山ラーメンを食べてきました。
川崎から三重のご実家経由で丸二日かけて、です。
そのくらい、和歌山ラーメンを愛しています。
そしてこちらに越してきて以来初めて、和歌山に行くことができました。
半分はこのために三重に居を構えたようなものです。
一軒は是非ものですが、毎回必ず新たなお店にチャレンジします。
今回は、和歌浦にある、『マル木(正しい表記は○の中に木)』です。
以前から狙っていたのですが、夜しか営業していないため、なかなかタイミングが合わなかったのです。


中華そば550円です。豚骨ベースですが、醤油が勝っている感じです。
ちょっとうんちく。
和歌山ラーメンは主に2大系統に分かれています。
『井出系』・・・ご当地ラーメンの火付け役。こってりしたとんこつベースの醤油ラーメン。
『車庫系』・・・同じく豚骨醤油だが、あっさりしており、色は中華そばに近く、醤油を強く感じる。
マル木は車庫系ですね。醤油どころだけあって、立ち上る醤油が良い香りです。あっさりしていつつも豚骨の風味を感じる、特徴のある味です。麺は若干太めのまっすぐなタイプ。すすると唇にわずかな抵抗を感じると共に、勢い良く口内に突入します。汁ももちろん熱々。こってり感がなく、するすると入るので、お代わりできそうです。
そして忘れてはならないのが、


鯖寿司110円。一緒に食べるというよりも、待っている間につまむという感じです。
最初は、何故鯖寿司?と思ったのですが、だんだんクセになります。
M子は、鯖寿司で脂っぽくなった口の中に、さらに強い醤油風味がやってくることで、臭みを押し流しつつ、鯖の良い意味での香りの余韻を楽しむ・・・といった感じでしょうか。
この文章を書くために、目を瞑って、鯖寿司⇒中華そばの味を反芻しました。
牛のようです。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#]
マル木
住所 和歌山市和歌浦南1-1-3
電話 073-447-9557
時間 17:00~翌1:00
定休日 月曜日