ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラーメン!ラー・・・(エンドレス)
今回は語ります。
最後の晩餐(ラーメン部門)第一位のお店です。
死ぬ前にラーメンを食べさせてくれるのなら、迷わずここを選びます。

和歌山市の『山為食堂』です。
きつねうどんやカレーうどんなどのメニューもありますが、お客さんの95%が中華そばを注文します。
M子は、このお店のために、和歌山通いをしているようなものです。

中華そば700円です。
ボケてしまってごめんなさい、もっと綺麗に撮ってあげたかった・・・。
と、まずは中華そばに謝ります。
前回車庫系やら井出系やらと書きましたが、このお店はそんなもの関係ありません。
強いて言えば井出系でしょうが、既に独自の世界へ進化しております。
濃厚な豚骨醤油です。しかし決して背脂には逃げず、純粋に豚骨を煮出しています。
どれ程煮出すかというと、食べ終わった後のラーメン丼の底に、粉が溜まるほどです。
この粉は、豚骨の残骸です。
スープはとろみががっており、さながらポタージュの装い。
細めの他店とは違い、麺はやや太目のストレートです。
太めだからこそ、ポタージュ状のスープとのバランスが取れるのです。
一口スープをすすったら、もう止まりません。
夢中でスープ→麺→スープ→麺→かまぼこ→麺→スープ→ご飯・・・脳内は白昼の饗宴です。
ここのスープは、白飯が合います。スープをすすりこみつつ、白飯を頬張れば、麺がなくても一食となりそうな密度です。いやいや、麺がないと困るのですけれど。
ああ、もう丼の底が見えてまいりました。食べ終わりたくない、けれども止まりません・・・。


幸せと虚脱の惑星直列です。
毎回2人で3杯(つまり1人1.5杯)を頂きます。最初から3杯注文しておき、1杯目が八割方なくなったところで、2杯目を持ってきてもらいます。それを2人で分け合って食べるのです。
最近は子供も参加するようになったので、計4杯注文しています。
ライスに関しては、大人1人一杯は是非ものです。
以前、妊娠→出産→育児で2年ほど来られなかった時期がありました。
久々に訪れたとき、あまりの喜びに2杯+ライスを完食し、その後、食べすぎで倒れた経験があります。
限界を超えても食べたかったのです。
ここまで貪欲かつ意地汚い女は、日本中探してもそうそういないのではないでしょうか。
以前はおばあちゃんが作っていましたが、ここ数年で、厨房に数名の若いお兄ちゃんが加わりました。
中華そばも10年近くの間に、ちょっとずつ変わっています。
以前はチャーシューがもっとモモっぽくて薄いのが4枚ほど載っていたのが、いつの頃から、バラ肉に変わっていたり・・・。
けれども、変わるのは必ずしも悪いことではありません。
より良く、この味を受け継ごうとしているのでしょうか。
頼もしいです。
ご馳走様でした。[#IMAGE|S58#][#IMAGE|S58#]
山為食堂
住所 和歌山市福町12
TEL 073-422-9113
営業時間 11:00~17:00
定休日 日曜日、祝日
最近14時か16時からのメニューで、『辛いそば』みたいのがあります。
食べてみたいのですが、いつも中華そばでお腹が一杯になってしまい、断念しています。
最低、昼夜の2回は行かないと、トライできません。