京都最終日。
夫が三重から迎えに来てくれました。
が、まだまだ時間に余裕があるので、ドライブへ。
比叡山ドライブウェイを走っているとこんな光景が。

 

ドライブウェイから琵琶湖が見える場所に、ものすごい数の三脚が!
ここだけでなく、見えるところはもれなく三脚が立っていました。
この日はたまたま、台風で延期になっていた琵琶湖花火大会の振替日だったんですね。
駐車場は1台1万円と、えらいことになっていました。
で、なぜ『比叡山ドライブウェイ』を走っていたかというと。
話は長くなるのですが。
私はこの日、行きたいお店があったのです。

京極 かねよ

ここです。
しかし、かなりの行列店で、観光客の多いこの季節。
しかも私の体質からして、炎天下に並ぶのはかなり危険。
やめたほうが良いと、夫から諭され。

しょんぼり。

が、ここでくじけないのが、私のいいところです!
そういえば、いつも下道で京都に来る時、いつも目にするお店がある!
そこも似たような感じの料理を出していたはずだ!

 

というわけで、比叡山越えをしてきました『逢坂山 かねよ本店』。
京都のかねよと同じく、『きんし丼』があります。

 

食品サンプルを見ると、血が騒ぐ・・・。
撮らずにはいられない衝動。

2階がお店となっていて、小上がりとテーブル多数。
どんどんお客さんが入っています。
さあ、ここから怒涛のメニュラッシュ、行きますよ!

 

まずはお目当ての『きんし丼』シリーズ。
すっごい。
京都のかねよとは、ちょいルックスが違いますが、基本は一緒。
ただ、選べる種類が多いです。

 

一品物。
そういえば、鯉も名物だったような。

 

定食セット。
けっこうええ値がしますね。

 

あ、これは嬉しい。
うなぎが苦手な人が同行しても大丈夫です。
ちょっと見切れていますが、レディースセットもなかなかいいですね。

 

お子様セット、かわいい。
そしてちゃんと『まむし』もございます。
胃とお財布が丈夫なら、一度でいいので『超極上まむし』を食べてみたい。

 

テーブルには、うなぎをこよなく愛する漫画家のラズウェル細木さんによる、『かねよ』誕生物語。
こちらでも読むことができます。

『かねよ物語』

 

15分ほど待って、到着!
『上きんし丼』2592円。
ご飯は少なめにしてもらいました。
お漬物とお吸い物がついています。
お吸い物は『肝吸い』か『ゆば吸物』からチョイス。
ゆばにしました。

 

あんまり変わらない気もしますが、丼アップ!
玉子がでかい!!!
厚さ5cmくらいあります。
で、出汁をたっぷり含んでいるのですが、箸で割っても出汁が流れ出てこないのです。
玉子と出汁のバランスが絶妙なんでしょうね。
で、出汁も濃すぎず甘すぎず、薄味ながらきっちり旨味が出ています。

うなぎは関東風に蒸してあるのかな?
あっさりしています。
身はそんなに厚くないのですが、身の味が濃い!
そしてタレが三重式の甘いのではなく、これまた関東風の切れのある味わい。
不思議です。
このタレが滅法美味しく、醤油さしのような器にたっぷり置いていってくれるので、かけ放題。
夫もこのタレが気に入ったようで、二人でかけまくりました。
玉子にかけても美味しかったですよ!

はー・・・、うなぎ自体の味は三重県に軍配が上がりますが、この料理はやられました。
また食べたいです!

ちなみに『かねよ物語』を読むとわかりますが、昔は伊勢から京都にうなぎを運んでいたそうで、つまり三重のうなぎだったそうです。
さすがうなぎ大国三重。
うなぎが幻にならないことを、切に願います。

ところで調べてみたのですが、京都の『かねよ』とのかかわりはわからずじまいでした。
どなたか知っている方がいたら、教えてください。

ご馳走様でした(*^^*)

 

逢坂山 かねよ本店
住所 滋賀県大津市大谷町23-15
TEL 077-524-2222
営業時間 11:00~20:00
定休日 木曜日