実家生活何日目?
忘れました。
またしても姉と娘と銀座へゴー。

 

とあるビルの中。
『資生堂パーラー』に行ったところ、2時間待ちの大行列。
もう、暑さと歩き過ぎで倒れる寸前。
とても2時間待てません。
私のぐったりする姿を見て、姉が「いいところがある!」と。
それがこちら。
『SHISEIDO THE TABLES』。
資生堂のビルの4階に、今年2月、こっそりオープン。
一切宣伝等していないらしく、資生堂社員でも知らない人がいるとか・・・。
ご覧の通り、店内は広々。
お客さんは2組ほど。
これは落ち着くわ〜。
外の喧騒がウソのようです。

 

季節ごとの食材を使い、身体に良い食事を提供しているそうです。
普通の昼のお食事を注文するつもりが、この日は休日。
『季節のお食事』3500円を注文することに。
うおおお。

 

この日のメニュ。
なんだか、一個も想像がつきません。
あ、土日の食事は予約したほうが良いそうです。
この日はたまたま食材があったということなので。

 

『五季膳』。
このお店、いたるところに資生堂のマークである『花椿』の形があるのですが、この五季膳も花椿の形をしたトレイに載っています。
それにしても美しい。
料理というより、絵画のようです。

 

実の器/お椀は『南瓜のスープとトマトのタルカ』。
『タルカ』とは少量の油を温めてホールのスパイスなどを入れ、スープの仕上げにかけたもののようです。
上に浮いている透明な油とトマトがそれなんでしょか。
まず、スープがとてもなめらか!
なんだけど、しっかり南瓜のぽってり感もあります。
味が優しい!
必要最低限の味付けしかしていないようです。

 

根の器/ごはんは『ジンジャーターメリックライス』。
生姜もターメリックも控えめで、これまた素材の味を引き出しています。

 

種の器/主菜は『海老といんげん芥子の実ソース』。
海老がプリップリ!
絶妙の火の通りです。
芥子の実のソースが、コクがあって美味しい。
甘みのある海老とよく合います。

 

葉の器/副菜『蒸した南瓜の葉っぱとミントのサンボル』
花の器/はしやすめ『金針菜のオイルマリネ』

南瓜の葉とサンボルをご飯で巻いて食べると良いとのこと。
南瓜の葉っぱって柔らかい!
サンボルとはスリランカのふりかけのようなものらしいです。
それにしてもミントとは強烈!
ちょっと付けるだけで、むっちゃ主張してきます。
金針菜は、名前は知りませんでしたが、中国料理でちょくちょく見かける素材。
ややサクサクとした食感で、けっこう穀物っぽいというか。
オイルが和えられているため、こってり感がちょい増しして、ご飯にとても合います!

 

豆皿/おくちなおし『琥珀糖』。
琥珀糖に砕いたスパイス。
琥珀糖の甘さとピンクペッパーの対照が刺激的でした。

 

食後のお茶。
私は煎茶をチョイス。
それにしても科学実験のよう。

 

入れ方の説明。
細かいです。

 

入りました。
深く豊かな味わい。
あとで煎り大豆を入れたところ、香ばしい風味が加わり、かなり好みでした。

最初から最後まで、謎だらけの食事。
「迷い込んでしまった異世界でもてなされた食事」と、ややSFチックな気持ちになったひとときでした。
空間自体も、銀座にあって異世界のようだったし。

貴重な体験でした。

ご馳走さまでした(*^^*)

 

SHISEIDO THE TABLES(シセイドウ・ザ・テーブルズ)
住所 東京都中央区銀座7-8-10
TEL 03-3571-7735
営業時間 11:00〜20:00
定休日 不定休